TKPが大分駅前に開業した複合施設「fabbit」と12月に開業するアパホテル(20日)

貸会議室大手のティーケーピー(TKP)は20日、大分市のJR大分駅前にシェアオフィスや貸会議室が入る複合施設「TKPfabbit大分駅前」を開業した。同施設はTKPが12月3日にフランチャイズ方式で開業する「アパホテル大分駅前」に隣接している。

fabbitの1階には会員制シェアオフィスを整備。スタートアップなどの起業家やシステムエンジニアなどフリーランスで働く人らの利用を想定し、ビジネスの交流拠点を目指す。

駅前の通りに面したスペースにはサッカーJ2大分トリニータのグッズやニトリの家電製品のミニショップ、楽天モバイルのブースが入っている。2階は貸会議室で5部屋ある。

「TKPfabbit大分駅前」では大分トリニータグッズも販売する

TKPの河野貴輝社長は大分市出身で、これまでの大分県内での事業投資額は100億円を超える。6月に大分市中心部の貸会議室ビル「ソレイユ」を取得したほか、7月には別府市の上人ケ浜公園内に砂湯などが楽しめる複合型リゾート施設「SHONIN PARK(ショーニン・パーク)」をパークPFI方式で開業している。

TKPは「大分駅前ではアパホテル、fabbit、ソレイユの3つの施設を連動し、宿泊を伴う企業の会議や研修、大規模イベントにも柔軟に対応できるようにする」としている。

12月開業のアパホテルは12階建ての255室で、最上階には温泉の大浴場と露天風呂があるほか、大分トリニータのマスコット「ニータンルーム」を整備した。

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