出場者は顧客のニーズに合わせてエアコンや冷蔵庫などおすすめ商品を提案した(20日、大阪市)

上新電機は20日、店頭での接客技術を競うコンテストを大阪市内で開いた。16エリアから216人が応募し、地区大会を勝ち抜いた16人が決勝に参加した。店舗を模した会場で、顧客役のニーズに合わせたおすすめの商品を提案した。接客技術や従業員のモチベーションの向上につなげる考えだ。23年が初開催で、3回目。

競技時間は8分間で、家電の買い替えを希望して来店した顧客への接客を想定。出場者はあらかじめ冷蔵庫やパソコンといった家電を選び、複数からおすすめの商品を提案した。審査員は顧客のニーズに合った提案ができているかどうかや、商品知識などを評価した。優勝者には表彰状のほか副賞として賞金20万円とトロフィーが贈られた。

開会式では、出場者が勤務する店舗の同僚らによる応援メッセージの動画が流れる一幕もあった。審査員を務めた上新電機の高橋徹也社長は、厳しい家電量販業界の現状を踏まえ「同社は接客のスピードとクオリティーで勝負していく。信頼関係をしっかり築き、また来店してくれるお客さまをどんどんつくっていってもらいたい」と語った。

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