
広島県のまとめによると、2024年度のカキの生産量は1万6900トンで前年度比、平年(14〜23年度の平均値)比ともに5%減った。夏場の高水温による成育不良が響いた。需要が供給を上回っており、価格は高水準が続いている。
生産額は222億円で前年度比6%減少し、平年比では19%増加した。1キログラムあたりの平均単価は1311円で前年度を1%下回ったが、平年に比べると25%高い。
生産量が減った要因は、夏場の高水温による成育不良だ。カキ殻の集積場が満杯になることを避けるためにむき身の出荷開始時期が遅れたことも影響したという。
県は今後、カキを養殖する海域にセンサーを設置し、海水温や餌の状況を生産者にデータで提供するなどして増産につなげたい考えだ。

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