プラモニュメントは座席に座れ、左上は電車がプラモに組み込まれたように撮影できる(静岡市)

静岡鉄道(静岡市)は製作前のプラモデルを模した造形物「プラモニュメント」を同社の長沼駅近くに設けた。つり革や座席がパーツに組み込まれ、記念撮影できる。長沼駅付近にはガンダムのプラモデル(ガンプラ)博物館も開業し、プラモと鉄道の両ファンの呼び込みを狙う。

静岡市内のプラモ製造品出荷額は日本全体の8割以上を占めており、市はプラモを使った観光施策を進めている。プラモニュメントはその一環で、長沼駅前は市内16基目になる。静岡鉄道の現役車両「A3000形」をプラモで表現しており、パーツをつなぐ「ランナー」と呼ばれる部分は車両と同じく複数の色で表現した。

座席は座れるようにして、撮影やネットでの拡散を促す。モニュメントの後ろは車両基地で、運がよければ車両とモニュメントを一緒に撮れるという。

バンダイナムコホールディングス傘下のバンダイスピリッツ(東京・港)は9月に長沼駅近くで体験型博物館を開いた。静岡鉄道では博物館との協業企画も催すなど、沿線全体でプラモ誘客を進めている。

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