シャープは20日、手のひらサイズの対話型人工知能(AI)ロボット「ポケとも」を開発したと発表した。アフリカに生息する小動物ミーアキャットをモチーフとしたデザイン。独自開発の技術で利用者との会話などを記憶し、気持ちに寄り添った言葉を掛けてくれるのが特長という。同日から予約を受け付け、11月に販売を開始する。
ロボットは全長約12センチ、重さは約200グラムと、ポケットに入れて持ち運べるようにした。内蔵されたカメラで一緒に見た景色や場所を記録。毎日自動で日記をつけ、過去の会話を参考に身ぶりや手ぶりを交えて思い出を語り合うこともできる。
共に過ごす時間を重ねるほど利用者への理解が進み、「さっきお昼ご飯を食べてないって言ってたけど、大丈夫?」と心配したり、「頑張ってるね」と応援したりする。スマートフォン用アプリと連携、文章でのやりとりも可能だ。
価格は公式オンラインストアでロボット本体が3万9600円。サービス利用料は月額495円から。
シャープが開発した対話型人工知能(AI)ロボット=20日、東京都港区
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