AIに力を入れる百度=ロイター

中国ネット大手の百度(バイドゥ)が20日発表した2025年4〜6月期決算は、純利益が前年同期比33%増の73億2200万元(約1500億円)だった。主力のネット広告が振るわなかった一方、人工知能(AI)などその他事業が好調だった。

売上高は4%減の327億元。ネット広告が中心のオンラインマーケティング事業が15%減の174億元と落ち込んだ。AIやクラウドサービスを含む非広告事業は14%増の152億元と好調だった。

注力している自動運転タクシー事業については、4〜6月の配車件数が前年同期比2.5倍の220万件と大幅に伸びた。同社は自動運転タクシーを中国以外へと広げている。7月に配車大手の米ウーバーテクノロジーズと、8月には米リフトともそれぞれ提携した。

李彦宏(ロビン・リー)董事長兼最高経営責任者(CEO)は決算発表資料のコメントで「自動運転タクシー事業の世界展開を加速させながら新しいビジネスモデルを探る」と意気込んだ。

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