ハウス食品グループ本社は、涙の出ない玉ねぎ「スマイルボール」の2025年収穫分を10月中旬以降に数量限定で発売すると発表した。北海道と首都圏のスーパーマーケットやインターネットで販売するほか、同商品を使ったメニューを総菜店などで提供する。店頭での販売価格は、Lサイズ2個入りとMサイズ3個入りがともに税抜き278〜298円を想定している。

スマイルボールは、同社グループによる遺伝子組み換えではない品種改良で、涙が出る辛み成分の発生を押さえた玉ねぎだ。切っても涙が出ず、生のまま丸かじりできるほんのり甘い味わいを特徴とする。通常の玉ねぎと異なり水にさらす必要がないため、栄養成分の流失を防ぎ、玉ねぎ本来の栄養をまるごと摂取できるという。

電子商取引（EC）サイトの楽天市場やアマゾンで2キログラムと5キログラムを販売するほか、北海道と首都圏のスーパーマーケットでLサイズ2個入りとMサイズ3個入りを店頭販売する。さらに、ロック・フィールドが運営する総菜店の「日本のさらだ いとはん」「グリーン・グルメ」や、その他のサラダボウル専門店、外食店で同商品を使用したメニューを展開する予定だ。

同社によると、スマイルボールは2015年から販売を開始し、24年に過去最大の出荷量を記録したという。北海道の契約農家で全量を生産し、従来の新玉ねぎの旬（3〜5月）とは異なる10月中旬〜2月末に旬を迎える。

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