
権威あるラーメンの賞の一つに数えられる「TRYラーメン大賞」で、埼玉県の店が初めて最高賞に輝いた。数ある名店をおさえ、最多得点を集めたのはJR北浦和駅の近くで、つけ麺や季節のラーメンなどを提供する「らーめん かねかつ」(さいたま市)だ。埼玉県産の小麦粉をブレンドした自家製麺の質、おしゃれな雰囲気の店舗空間などが注目を集める。
同賞は1都3県にある店を対象に、ラーメンに精通した審査員が最も優れた店を評価する。例年秋、講談社と講談社ビーシーが発行するムック本で紹介される。これまで「飯田商店」(神奈川県湯河原町)や「中華蕎麦 とみ田」(千葉県松戸市)などの店が大賞に名を連ねてきた。今年は26回目を迎え、昨年に続き最多の9人の審査員が起用された。

かねかつは川口市で創業し、2022年に北浦和に移転。既存店の中で最も優れた店である「TRY大賞」に選出された。「つけ麺 清湯(ちんたん)」の部門で5年連続1位を獲得しており、来年以降に殿堂入り店として紹介される。
対象期間内にオープンした新店の最高賞「TRY新店大賞」の頂点には、東京・中野の「麺や 晴心」が選ばれた。掲載誌の『TRYラーメン大賞 2025-2026』は21日に発売された。
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