
石塚硝子は23日、2026年3月期の連結純利益が前期比21%減の24億円になる見通しだと発表した。従来予想を1億円上回る。主力のガラスびんや紙容器の販売価格の引き上げが利益を押し上げる。前年度の下期に好調だった抗菌剤販売の反動減などを織り込み、通期では減益を見込む。
売上高は600億円と従来予想を据え置いた。記者会見した石塚久継社長は「アサヒグループホールディングスのサイバー攻撃の影響で、(同社向けの)ペットボトル容器の材料などの出荷が減っている」と話す。ただ、業績予想には織り込んでいないという。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比8%減の17億円だった。前年同期に比べ円高になり、中国向けの食器類販売などで為替差損を計上した。売上高は7%増の307億円、営業利益は16%増の29億円だった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。