
映画館運営企業、フォーラム運営委員会(山形市)は24日、盛岡市の中心市街地に映画館を開館する。地元企業が新築したビルの2〜4階に入居、3スクリーンを新設した。郊外型シネマコンプレックス(複合映画館)ではなく、街中での新館開業は「映画の街・盛岡」ならではと言える。
開館するのは「フォーラム盛岡8・9・10」。3スクリーン(座席数合計197席)の来場者目標は年10万人。同社は既に隣接する複合商業施設のMOSSビル内で7スクリーンの「フォーラム盛岡」を運営しており、一体的に運用する。

新設スクリーンの中で最大のシアター8は立体音響技術「ドルビーアトモス」を同社で初めて導入した。23日の開業式典では、招待された関係者が8分間のデモンストレーション作品で計30台のスピーカーから発する音響の没入感を体験した。
長沢純社長は「盛岡は映画人口も多く、仙台に次いで重要な拠点。映画の街の一翼を担い、まちづくりに貢献していきたい」と述べた。新施設は音楽のライブ中継にも対応できるため「コンサート中継も増えてくると思う」という。

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