厚生労働省は24日、2022年3月に大学を卒業し、就職後3年以内に離職した人の割合が前年比1.1ポイント低下の33.8%だったと発表した。16年ぶりの高水準を記録した前年調査からは下落したものの、より良い労働条件を求めて転職活動する人は依然として多い。低下は4年ぶり。
産業別では、宿泊業・飲食サービス業が55.4%と最も高く、生活関連サービス業・娯楽業(54.7%)、教育・学習支援業(44.2%)、医療・福祉(40.8%)、小売業(40.4%)と続いた。
事業所の規模別に見ると、1000人以上が27.0%だったのに対し、5人未満では57.5%と、小規模な事業所ほど離職率が高かった。
高卒の離職率は0.5ポイント低下の37.9%だった。
東京都内で合同企業説明会に参加する学生ら(資料写真)
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