フランスの上空を遊覧飛行するヘリコプターのイメージ=AirX提供

エイチ・アイ・エス(HIS)は24日、ヘリコプターの運航を手掛けるAirX(エアーエックス、東京・千代田)と業務提携を結んだと発表した。富裕層向けにヘリコプターの利用サービスを提供する。世界のラグジュアリー観光市場が拡大する中、特別感のある体験を提供して客単価の高い顧客層の取り込みをねらう。

2026年1月からフランスやスイス、モナコ、ニュージーランドで始める。南仏のニースやカンヌなどの都市間を移動したり、ワイナリーの上空を遊覧飛行したりするなど顧客の要望に合わせたサービスを提供する。日本での運行も視野に入れる。

エアーエックスが運行管理を担当し、HISが旅行商品の開発やウェブサイトでの販売を担う。「空飛ぶクルマ」といわれる電動垂直離着陸機(eVTOL)の活用でも協力する。

世界のラグジュアリー観光市場は拡大傾向にある。米調査会社グランド・ビュー・リサーチの予測では25年から年平均で8%成長し、30年には2.3兆ドル規模になる。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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