徳島大正銀行は27日、中小企業に対して同行が直接人材を紹介する事業を始めたと発表した。行員が顧客企業の人材に関するニーズや求める人物像を明確にしたうえで、提携する人材会社のデータベースを活用し、求職者の中から条件の合う人材を見つける。

主な対象は経営層と管理職層の人材で、企業に紹介して採用につなげる。入社後の会社への定着も支援する。徳島大正銀の主要営業エリアである四国と関西を中心に手掛ける。

徳島県内の金融機関では、阿波銀行も10月から同様の事業を始めている。中小企業で社長の右腕となる人材や将来の後継者が不足していることが背景にある。人材紹介を通して企業経営を支援することで、地域経済の維持・発展にもつなげる狙いだ。

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