クボタの輸出を三井住友銀行が金融面で支援する

クボタは21日、三井住友銀行と農業機械のアフリカでの販売に関して業務提携を結んだと発表した。クボタが製品を輸出する際、三井住友銀がトレードファイナンス(貿易金融)のサービスなどを提供することで取引を円滑にする。

貿易は納品や金額の支払いなどが完結するまでに一定期間を要する。輸出側にとっては売上金の回収が遅れるリスクがある。貿易金融では金融機関が輸出企業の売掛金の買い取りや、短期的な融資などによって資金繰りを支援する。両社の提携期間は8月から3年間とした。

アフリカは人口増加に伴い食料需要が拡大している一方、農機の普及は遅れている。クボタは2017年にケニアに現地法人を設立するなど、アフリカ市場のてこ入れを進めてきた。アフリカを含め国内外に幅広いネットワークを持ち貿易金融にも強い三井住友銀と組むことで、アフリカ市場の開拓を加速する。

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