
SUBARU(スバル)は29日、報道公開した自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」でスポーツカーのコンセプト車2台を世界初公開した。電気自動車(EV)のコンセプト車は空気抵抗や重心を工夫し、強みの「走りの楽しさ」を訴求した。高い走行性と環境性能の両立を目指す。
公開したEV「パフォーマンス―E STIコンセプト」は、スバルを象徴する鮮やかな青色の車体とした。高さが低い設計の円筒電池を床下に配置して室内空間を確保した。従来のガソリン車に比べ重心を15%以上低くし、走りの安定性も高めた。
内燃機関(ICE)ベースのコンセプト車も公開した。小型の車体に高出力のエンジンを搭載し、スバルが強みとするAWD(全輪駆動)を採用した。市販時期などは未定としている。
併せて同社では2車種目となるEV「トレイルシーカー」の日本仕様も公開した。2026年春にも日本投入を予定する。
大型の樹脂部品をあしらい、武骨な印象のある外観とした。時速0キロメートルから100キロメートルへの加速時間は既存EV「ソルテラ」より0.6秒短い4.5秒とし、EVならではの即応性の高い加速とした。
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