
神戸電鉄が29日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比13%増の8億8100万円だった。1月に実施した鉄道運賃の引き上げが寄与し、主力である運輸業の採算が改善した。有馬温泉(神戸市)を訪れるインバウンド(訪日外国人)の乗車も増えた。
売上高に当たる営業収益は114億円と同5%増えた。運輸業は70億円と同9%伸びた。新型コロナウイルス禍で落ち込んだ通勤定期利用者の回復が続いたほか、神戸市が24年9月に始めた高校生の通学定期代の補助を受けて、通学定期の輸送人員が同4%増えた。
流通業の営業収益は26億円と前年同期に比べて微減だった。食品スーパー業で沿線に競合店が増えたのに加え、消費者の節約志向で販売が伸びなかった。
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