電子部品を製造するタムラ製作所は30日、自社のメキシコ第2工場に約4億円の追加投資をすると発表した。北米向けに製造しているデータセンター用の大型部品の生産ラインを増やす。メキシコ工場で生産される2027年度の大型部品の売上高は23年度比3倍になる見通し。

タムラ製作所のメキシコ第2工場

メキシコ第2工場は25年2月に稼働した。追加投資でデータセンターの電源周辺に使う大型の変圧器や、電流を制御するリアクターの生産能力を増強する。太陽光発電や風力発電向けでの需要も見込む。

タムラ製作所は28年3月期を最終期とする中期経営計画において、成長分野であるデータセンター向けの部品に注力すると示していた。今回の生産能力の増強も、中期経営計画の一環とした。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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