
日本自動車工業会(自工会)が主催する国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」が30日、開幕した。31日から一般公開し、11月9日まで開催される。自工会長の片山正則会長(いすゞ自動車会長)は「単なる展示会ではなく、未来のモビリティー社会をつくる共創の場にしていきたい」と意気込みを語った。
30日午後に開幕式典を行った。片山氏は「一つの技術や一つの企業では未来を大きく変えることはできない」としたうえで、「自動車産業の枠を超え、スタートアップや異業種、若い世代の力が交じり合うことが革新をもたらす」と力説した。
式典には自工会の副会長を務めるトヨタ自動車の佐藤恒治社長やホンダの三部敏宏社長らも参加した。
29日の報道公開ではトヨタやホンダなどが新型の電気自動車(EV)を披露した。日産自動車は16年ぶりの刷新した大型ミニバンの新型「エルグランド」を世界初公開した。
ジャパンモビリティショーは23年に従来の東京モーターショーから改称し、今回が2回目となる。23年を超える過去最多の510超の企業・団体が出展する。東京ビッグサイト(東京・江東)で開催し、チケットは前売り券が2700円、当日券が3000円。
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