亀田製菓が30日に発表した2025年4〜9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比24%増の21億円だった。米国のTHフーズ(イリノイ州)を完全子会社にするなど北米事業の戦略を見直した効果で海外事業が同期間で初めて黒字になったほか、長期保存食などの食品事業も好調だった。純利益はTHフーズの子会社化に伴う特別利益約206億円を計上したことにより、28倍の222億円となった。

売上高は35%増の657億円となった。セグメント別では、国内米菓事業が2%増の341億円、海外事業が3倍の237億円、食品事業が10%増の41億円だった。国内米菓事業の営業利益は原料米の価格高騰などが響き、19%減の13億円となった。

26年3月期通期の業績予想は、純利益が前期比4.5倍の242億円、営業利益が27%増の70億円、売上高が33%増の1375億円の従来予想を据え置いた。

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