東和銀行はSBIグループの勘定系システムに移行する

東和銀行は30日、資本業務提携するSBIグループの勘定系システムを導入すると発表した。富士通が提供していたシステムから移行し、2029年の稼働を目指す。新システムは勘定系を含めた「基幹系業務システム」で、クラウド上での稼働を特徴とする。業務のデジタル化を加速し、顧客サービスの拡充につなげる。

SBIのシステムは米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のクラウド基盤を採用している。導入は福島銀行、島根銀行、じもとホールディングス傘下のきらやか銀行と仙台銀行に続く5行目。新システムの導入により、コストの大幅削減につながるという。

東和銀は20年10月にSBIホールディングスと資本提携を結んだ。SBIが東和銀の発行済み株式の1%を上限として取得し、東和銀はSBIの株を2億円分取得している。東和銀は「お客様の利便性向上や当行の業務改善を加速させ、(地域に寄り添うという)パーパスの実現を図る」としている。

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