
「餃子の王将」を展開する王将フードサービスが31日に発表した2025年4〜9月期の連結決算は、営業利益が前年同期比1%増の53億円だった。4〜9月期としては5年連続の増益となった。コメなどの原材料価格や人件費の負担が大きくなっているものの、既存店売上高を伸ばし、増収増益を維持した。
売上高は9%増の585億円と、4年連続で最高を更新した。ヘビーユーザー向けに会計を10%割引きする「プラチナ会員カード」を新たに導入するなどの施策が奏功し、既存店売上高を8%伸ばした。純利益は前年同期に計上した臨時の保険金収入の反動で微増の36億円にとどまった。
同日の記者会見で渡辺直人社長は「高単価メニューも展開し、物価高の中でもバランスを見ながら顧客の選択肢を増やす運営をしていきたい」と述べた。26年3月期通期は純利益が微増の80億円、売上高が8%増の1197億円とする従来予想を据え置いた。
 
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