大阪ガスが大規模な蓄電池を設置する大分太陽光発電所(大分市)

大阪ガスは4日、米国の再生可能エネルギー発電事業者ソネディックス・パワー・ホールディングスと共同出資する大分太陽光発電所(大分市)に蓄電池を設置すると発表した。再エネ発電所に併設する蓄電池としては国内最大規模で、26年11月に稼働する。

発電容量が約39メガワットの大分太陽光発電所に、出力約30メガワット、容量約125メガワット時の蓄電池を設置する。東芝エネルギーシステムズが設計・建設し、大ガスが蓄電池の遠隔制御や発電した電力の市場取引を担う。

九州では電力の需給を調整するために太陽光発電所などの稼働を一時的に止める「出力制御」が相次ぐ。大規模な蓄電池の設置で電力の安定供給につなげる。

大ガスは蓄電池の運用規模を30年度までに合計で1000メガワットへ引き上げをめざす。

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