
アイカ工業が5日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比6%増の94億円だった。国内で販売する付加価値の高い壁材が、店舗など非住宅向けで伸びた。顧客が形や柄を自由に組み合わせられる洗面化粧台「スマートサニタリー」も引き続き好調だった。売上高は1%増の1213億円となった。
国内は堅調に推移した一方で、不動産不況が続く中国や東南アジアなど海外事業については売上高が前年同期を下回っている。決算会見した海老原健治社長は下期の見通しについて「(需要が)戻り始めているマレーシアやベトナムの事業をテコ入れしていきたい」と話した。
26年3月期通期の業績は従来予想を据え置いた。売上高は前期比7%増の2650億円、純利益は8%増の183億円となる見通し。
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