ECサイトでの露出を増やし、中国事業を伸ばした

ピジョンが6日発表した2025年1〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比30%増の70億円だった。主力の哺乳器などベビーケア関連の販売が国内や中国で好調だった。販売数の増加に伴い、工場の稼働率が上がったことも利益に寄与した。

売上高は6%増の805億円、営業利益は18%増の100億円だった。

国内事業の売上高は4%増の275億円、セグメント利益は24%増の17億円だった。哺乳瓶向けのスチーム除菌・乾燥機といった価格単価の高い育児家電製品の販売が好調に推移した。ベビーフードの売上高も前年を上回った。6月に哺乳器などの一部製品を値上げした効果が7〜9月で約1.6億円分あった。

中国での売上高は12%増の317億円、セグメント利益は9%増の80億円だった。電子商取引(EC)サイトでの露出を増やすといった販売促進活動が奏功し、哺乳器などの売り上げが伸びた。

25年12月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比5%増の1097億円、純利益は0.3%増の84億円を見込む。

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