東海カーボンは政策保有株の売却益41億円を計上した

東海カーボンは6日、2025年12月期の連結最終損益が180億円の黒字(前期は567億円の赤字)になる見通しだと発表した。従来予想から70億円上方修正した。コスト削減や生産効率改善が寄与する。政策保有株4銘柄を売却し特別利益41億円を計上したことも利益を押し上げる。

売上高は前期比8%減の3210億円で、従来予想を200億円下回る。カーボンブラック事業で主要顧客の生産調整による販売数量減が響いた。営業利益は24%増の240億円と、従来予想から7億円引き上げた。

同日発表した25年1〜9月期の連結決算は売上高が前年同期比8%減の2373億円、純利益は2.9倍の163億円だった。

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