
神姫バスは6日、2026年3月期の連結純利益が前期比10%増の27億円になりそうだと発表した。3%減の23億円としていた従来予想から一転して、過去最高を見込む。売上高は同5%増の557億円と8億円上積みする。大阪・関西万博の会場と兵庫県内を結ぶ直通バス「EXPO号」の利用好調などが寄与する。
同日発表した25年4〜9月期連結決算は、純利益が前年同期比2.1倍の8億9400万円となり、4〜9月期として11年ぶりに過去最高を更新した。24年10月に実施した路線バス運賃の引き上げなどで採算が改善した。
売上高は同8%増の263億円だった。主力の自動車運送事業は116億円と同10%伸びた。EXPO号は4〜9月の利用者が当初見通しの6倍にあたる47万人強に達した。神戸市臨海部の多目的アリーナ「ジーライオンアリーナ」とJR三ノ宮駅を結ぶシャトルバスの運行開始もあり、同期間中のICカード利用乗客数が前年同期比で9%増えた。
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