KDDIは携帯電話事業が堅調だ

KDDIが6日発表した2025年4〜9月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比8%増の3777億円だった。事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、3632億円)を上回った。金融サービスや携帯電話事業が堅調に推移したほか、持ち分法適用会社のローソンの利益が全体を押し上げた。

売上高は4%増の2兆9631億円、営業利益は1%増の5771億円だった。前年に計上した販促費の戻し入れ益の反動が減益要因となったが、金融・エネルギー・ローソンや個人向け携帯電話事業などの増益要因が上回った。

6日の決算説明会で松田浩路社長は「(携帯電話の競争について)他社の過熱気味の販促費では対抗しない。長期使用の顧客を重視した商品力の競争で価値を高めていく」と述べた。

26年3月期の通期見通しは従来予想を据え置いた。売上高が前期比7%増の6兆3300億円、純利益は9%増の7480億円を見込む。

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