郵便局長による犯罪や不正をなくそうと、現役局長でつくる任意団体の全国郵便局長会(全特)が新施策を打ち出した。各地の地方組織を通じて全会員に「WE LOVE POST」と宣言させ、犯罪や不正の防止を徹底させる。
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今年は郵便局長が顧客の貯金や局内の資金を横領する事件が相次いで発覚している。犯罪が起きているのは小規模な局が中心で、ギャンブルや多重債務が動機となっているケースがめだつ。
同会の内部資料によると、新施策は9月に始めた。全特は細かい指示を出さず、各地方組織で資金横領を防ぐ研修や対話などの対策を講じさせる。「局長犯罪は発生しない」と確認できた段階で、各会員に宣言への署名をさせ、11月上旬までに集約するという。
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