横浜市内の雨水調整池に設置した水上式の太陽光パネル

清水建設は、横浜市内で雨水調整池を活用した水上式の太陽光発電事業を5日に開始したと発表した。同市栄区の雨水調整池に総面積1197平方メートルの水上式太陽光パネルを設置し、年間13万4000キロワット時の電力をみなとみらい21地区に供給する。需要家への電力小売りは同社の完全子会社であるスマートエコエナジー(東京・中央)が担当し、事業期間は20年を予定している。

浮力を持つフロート式の架台上に、太陽光パネルを敷設したものを使用する。調整池内の水位が変動した際のパネルの水平移動を抑制するため、フロート架台と調整池の底盤をワイヤで緊結している。平時は渇水状態にある調整池を発電場所として選定したのが特徴だ。水を常時たくわえた調整池と比べて発電設備の施工効率が高まり、設置コストを約5%削減できたという。

清水建設が横浜市から当該調整池の占用許可を受け、発電所から離れた需要家に電気を送る「オフサイトPPA(電力購入契約)」事業を展開し、災害時の非常電源の確保にも貢献する。

再生可能エネルギーの導入が進む中、国内では太陽光発電に適した土地の確保が難しくなりつつある。太陽光パネルの新たな設置場所として、雨水調整池の活用が模索されている。自治体が所管する調整池を民営の太陽光発電所として有効活用することで、自治体は電力使用の脱炭素化を促進でき、公共資産の維持管理コスト削減にもつながるという。

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