トップブランド「五輝星」が水揚げされた鳥取港の初競り(7日午前、鳥取市)

日本海の冬の味覚、ズワイガニの漁が6日解禁されたのを受け、7日朝に最大産地の鳥取県内各港で初競りが行われた。鳥取で「松葉がに」と呼ばれる雄について鳥取港(鳥取市)の最高額は2024年の初競りに比べ33%安の100万円だった。25〜26年シーズンは資源量が豊富で安定供給が見込まれるため、需給逼迫感が薄れたとみられる。

最高額だったのは2年ぶりに水揚げされた県産松葉がにのトップブランド「五輝星(いつきぼし)」。五輝星は甲羅の幅が13.5センチ以上、重さ1.2キロ以上、脚がすべてそろっているなど5条件を満たすものから精査して選ぶ。港周辺の高級店は五輝星のコース料理を30万円ほどで供する。

100万円で取引された「五輝星」(7日午前、鳥取市の鳥取漁港)

網代漁港(岩美町)と境漁港(境港市)で同日朝あった初競りでは、境漁港で五輝星が6匹認定された。境漁港の最高値は五輝星で9万円、五輝星がなかった網代漁港の最高値は2万8000円。

ズワイガニの雄の漁期は26年3月20日までで、「親がに」と呼ばれる雌は25年12月31日まで。

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