サンポート高松で建設が進むホテル(高松市)

香川県は高松市と同県直島町に外資系ホテル「マンダリンオリエンタル瀬戸内」を開業する合同会社に対し、無利子で融資する方針を固めた。地域振興につながる民間の事業活動を自治体が支援する「ふるさと融資」を活用する。

ホテルの事業主体となる合同会社四国まちづくり&おもてなしプランニング(高松市)が10月末にふるさと融資を県に申し込んだ。ふるさと融資は地方債を原資とした融資制度で、県による融資額は最大80億円となる。

県によると同社は当初、事業費を約250億円と見込んでいたが、建設資材の高騰などで約340億円に増額する見通しとなったという。県はホテル開業による新規雇用の創出や観光客増加による地域活性化を見据えて支援を決めた。

合同会社は四国電力や百十四銀行などが出資する。香港を拠点とするマンダリンオリエンタルホテルグループと連携し、2027年夏のホテル開業を目指して建設を進めている。

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