
バンドー化学は7日、2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比4.9倍の74億円になりそうだと発表した。67億円としていた従来予想から上方修正し、過去最高を見込む。加古川工場(兵庫県加古川市)で24年4月に発生したひょう被害にともない、15億2400万円の受取保険金が発生したため。
売上高に当たる売上収益は1170億円と20億円上積みし、過去最高を予想する。1ドル=140円としていた想定為替レートを、円安基調を踏まえて1ドル=145円に修正し、円建ての販売額が膨らむ。
同日発表した25年4〜9月期連結決算は、工場被害の受取保険金により、純利益が前年同期比46%増の48億円となり、過去最高を更新した。売上収益も同2%増の590億円と過去最高だった。国内で自動車の補助駆動用伝動ベルト、中国ではスクーター用変速ベルトの販売が増えた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。