エレベーター大手のフジテックが7日発表した2025年4〜9月期の連結純利益は前年同期比12%増の91億円だった。国内で昇降機の新設事業と保守事業が都市部の再開発案件などに伴い伸びた。保守事業の価格改定が国内と米国で採算改善に貢献し利益を押し上げた。

売上高は1%減の1154億円だった。中国でエレベーターの新設案件が不動産不況の影響を受け伸び悩んだ。フジテックを巡っては、欧州投資ファンドEQTが26年1月に始める見通しのTOB(株式公開買い付け)を経て買収される。成立すればフジテックは上場廃止になる。

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