【パリ時事】フランス自動車大手ルノーの元会長で、日産自動車との提携実現に尽力したルイ・シュバイツァーさんが6日、死去した。83歳だった。家族が7日、仏メディアに明らかにした。
1942年、スイス・ジュネーブ生まれ。父親は63~73年に国際通貨基金(IMF)専務理事を務めたピエール・ポール・シュバイツァー氏。仏エリート校のパリ政治学院と国立行政学院で学び、財務省に入った。84~86年にはファビウス首相(当時)の官房長に起用された。
86年、当時国有だったルノーに移り、92~2005年に会長兼最高経営責任者(CEO)。96年に民営化を達成すると、99年には経営危機に陥った日産の株式36.8%を取得することを決断した。日産・ルノー連合は三菱自動車を加えた3社連合に拡大、存続している。
フランス自動車大手ルノーの元会長、ルイ・シュバイツァーさん=2018年11月、パリ(AFP時事)
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