
仙台国税局は10日、2025年東北清酒鑑評会の最優秀賞に、吟醸酒の部で「さかみずき」をつくるたに川酒造(福島県郡山市)を、純米酒の部で「鷲(わし)の尾」をつくるわしの尾(岩手県八幡平市)を選んだと発表した。いずれも最優秀賞は初めて。
最優秀賞に次ぐ評価員特別賞は、吟醸酒の部は「南部美人」の南部美人(岩手県二戸市)と「奥の松」の東日本酒造協業組合(福島県二本松市)に、純米酒の部は「秀鳳(しゅうほう)」の秀鳳酒造場(山形市)と東日本酒造協業組合に決まった。
鑑評会には24酒造年度(24年7月〜25年6月)に東北6県でつくられた清酒のうち、吟醸酒の部には109の製造場の120点、純米酒の部には122場の141点が出品された。両部門で計64場が優等賞に選ばれ、各部門の上位3場が最優秀賞と評価員特別賞になる。
仙台国税局の担当者は「猛暑で原料米が溶けにくい難しい状況の中、杜氏(とじ)や蔵人が醸造技術を駆使し、香味ともに素晴らしい清酒に仕上がった」と評価した。
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