
古河電気工業が10日発表した2025年4〜9月期の連結決算は純利益が前年同期比16%増の129億円だった。事前の市場予想平均(QUICKコンセンサス、136億円)は下回った。生成AI(人工知能)の市場拡大を受け、データセンター関連製品が伸びた。
同日午後2時の決算発表後、古河電気工業の株価は急落し、終値は前週末比844円(8%)安の9456円だった。
売上高は7%増の6106億円、営業利益は10%増の193億円だった。セグメント別の営業損益をみると、データセンター向け製品が好調だったインフラが27億円の黒字(前年同期は23億円の赤字)に転換した。電装エレクトロニクスは自動車向け電池の減少や銅価格変動の影響などで10%減益だった。
26年3月期通期の連結業績見通しは据え置いた。売上高は前期比微減の1兆2000億円、純利益は8%増の360億円を見込む。
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