▼キャッシュレス決済 現金を使わずに商品やサービスの代金を支払う手法を指す。主にクレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコードの4種類に大別できる。経済産業省によると、2024年の日本のキャッシュレス決済額は141兆円で、このうち個人消費に占める比率は42.8%だった。

消費者はキャッシュレス決済を通じ、カード会社などのポイントがたまる利点がある。小売店側も集客に役立つことから、キャッシュレス決済への対応を進める。24年の決済額における内訳では、単価の大きいクレカが82.9%。少額ながら利用頻度の多いコード決済は9.6%と、電子マネー(4.4%)を大きく離した。

日本の消費者はかねて現金志向が強いとされていた。ただスマートフォンや電子商取引(EC)が普及したほか、新型コロナウイルス禍で現金の受け渡しを避ける動きを機に利用が広がった。それでも、決済比率がほぼ100%の韓国や8割超の中国などに比べるとなお低い。政府は8割を目指して環境を整えている。

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