共和コーポレーションは24年12月に「アピナ長岡店」1階で「トレーディングカードピット長岡店」を開いた

アミューズメント施設運営の共和コーポレーションは12日、トレーディングカード販売の道楽(東京・豊島)の全株式を取得し子会社化すると発表した。共和コーポは2024年12月にトレカ専門店の1号店を開き、同事業の拡大を目指している。東京都や大阪市、福岡市に店舗を持ち、ネット販売も手がける道楽のノウハウや人材を取得する狙いだ。

取得額は非公開で、26年2月の株式譲渡を予定する。道楽の25年3月期の売上高は9億7400万円、純利益は2100万円だった。実店舗の「トレカ道楽」は東京・池袋のほか、大阪・日本橋、福岡市そして仙台市に計4店ある。

共和コーポは現在、新潟県長岡市でトレカ専門店を運営しており、今後は既存のアミューズメント施設内や単独出店での店舗拡大を目指す。事業拡大にあたり、都市部で店舗を運営する道楽の顧客基盤やトレカ市場のトレンドへの知見、買い取りなどを担う人材といった強みを吸収する。

同日発表した25年4〜9月期の連結決算は売上高が前年同期比19%増の97億円、純利益は27%増の4億7400万円だった。積極的な新規出店が寄与した。中間配当は12円50銭、26年3月期の年間配当予想は25円(前期実績は20円)とした。

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