国民民主党の玉木雄一郎代表は12日、首相官邸で高市早苗首相と会談し、所得税がかかり始める「年収の壁」の引き上げや、教育国債の発行による教育科学予算の倍増などを盛り込んだ党の経済対策を、2025年度補正予算に盛り込むよう申し入れた。
高市氏が首相就任後、玉木氏と官邸で面会するのは初めて。榛葉賀津也幹事長ら国民民主幹部も同席した。
会談後、玉木氏は記者団に、首相から「(自民党、国民民主)それぞれの政策責任者の部門に下ろして、しっかりと協議をしてもらいたい」との意向が示されたと説明。具体的な回答内容は明かさなかったが、「日本をいい方向に持っていこうということでは一致した」と良好な関係性を強調した。
玉木氏は昨年11月、官邸で当時の石破茂首相とエネルギー政策について協議したほか、同年12月にも薬価改定を巡って石破氏と面会した。高市首相に対しても直接働きかける姿勢を示している。【遠藤修平、原諒馬】
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