焼肉の和民の店舗

ワタミは12日、2026年から毎年賃上げを実施する方針を明らかにした。国内の正社員約1200人が対象で賃上げ率は基本給を底上げするベースアップ(ベア)や定期昇給を含めて平均7%。積極的な賃上げを打ち出すことで人材確保につなげる。

ワタミの渡辺美樹会長兼社長が12日に都内で開いた25年4〜9月期決算の説明会で明らかにした。同社は25年の春季労使交渉で平均5%の賃上げを実施した。賃上げは2年連続。長期間にわたる賃上げを続けることで社員の待遇を改善させる。渡辺氏は「インフレに追いつくような賃上げをしていきたい」と話した。

人手不足が続く外食業界では賃上げの動きが広がっている。ゼンショーホールディングス(HD)は21年、ベアを30年まで毎年実施すると労使で合意。25年春に定昇とベアを合わせて平均11.24%の賃上げを実施した。ベアは13年連続となる。トリドールホールディングス(HD)も3年連続となるベアに定昇と合わせ平均7.27%の賃上げをした。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。