
三菱ふそうトラック・バスは22日、台湾電機大手の鴻海(ホンハイ)精密工業と電気自動車(EV)バスで協業すると発表した。鴻海の子会社が開発したEVバスをベースにした車両の開発や生産、販売面で協力する。鴻海の日本勢との協業は三菱自動車に続き2例目で、国内商用車メーカーとしては初めて。
同社子会社の三菱ふそうバス製造(富山市)の工場での生産を検討する。車両は鴻海グループが開発するEVバス「モデルT」やEVマイクロバス「モデルU」がベースで、まずは国内での販売をめざす。投入時期は未定で海外での販売も検討する。
スマートフォンなどを手掛ける鴻海は、2019年にEV参入を表明した。車の設計や製造を受託するビジネスモデルで海外メーカーの需要開拓を進めてきた。5月には三菱自が鴻海からEVを調達すると発表していた。
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