
あおぞら銀行が13日発表した2025年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比14%増の136億円だった。M&A(合併・買収)の増加にともない、LBO(借り入れで資金量を増やした買収)ファイナンスなど投資銀行ビジネスが伸びた。大和証券グループ本社との提携による新規取引先の開拓も利益を押し上げた。
本業のもうけを示す単体の実質業務純益は178億円と前年同期から84%増加した。
24年5月に資本業務提携を結んだ大和証券との協業で生み出される提携効果について、25年4~9月期の業務純益ベースで12億円あったと明らかにした。26年3月期の通期では33億円を見込む。法人向け融資案件などの紹介が増えているという。
グループのGMOあおぞらネット銀行については、18年の事業開始以来、25年4〜9月期に初めて当期純利益ベースで黒字化した。法人口座の開設が増えたほか、日銀の利上げにともなう資金利益の改善も収益を押し上げた。
26年3月期通期の連結業績予想は据え置いた。最終利益は前期比7%増の220億円を見込む。
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