日本船舶輸出組合(東京・港)が13日発表した10月の輸出船契約実績(受注量)は前年同月比42.9%減の39万総トンだった。2カ月ぶりに前年同月を下回った。受注隻数は9隻で、内訳はコンテナ船など貨物船が2隻、鉄鉱石などを運ぶばら積み船が5隻、タンカーは2隻だった。

国際海事機関(IMO)による船舶の温暖化ガス排出規制は採択が延期になり、船を発注する船主側は次世代燃料船の需要見通しが難しくなっている。国内の造船所は船を建造する船台や人手が足りず受注を取りこぼしている。

4〜10月の受注隻数は102隻となり、受注量は前年同期比36.3%減の471万総トンだった。10月末時点の手持ち工事量は2895万総トンで、約3.5年分に相当する。

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