広島信用金庫が13日発表した2025年4〜9月期の単独決算は税引き利益が前年同期比22%増の10億円だった。貸出金の利息が増え2年ぶりの増益になった。売上高にあたる経常収益は18%増の125億円。貸出金利息収入は17%増の73億円だった。
収益は好調だが、今後の懸念材料が預金獲得競争の激化だ。9月末の預金残高は3月末比1%増の1兆7134億円で「伸びが鈍化傾向」という。他の金融機関は金利を上乗せした定期預金の新設などに動いている。資金を投資にあてる顧客も増えている。「自然体では預金が横ばいか減ってしまう」とみて新たな獲得策を検討する。
26年3月期の税引き利益は21億円程度を見込む。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。