
西日本鉄道は13日、2026年3月期の連結純利益が前期比20%増の250億円になる見通しだと発表した。従来予想を38億円上回り、過去最高となる。路線バスの減便により人件費が想定を下回るほか、投資有価証券売却益の増加も寄与する。年間配当は50円(前期は40円)と従来予想から10円積みます。
売上高にあたる営業収益は7%増の4765億円と従来予想を65億円上回る見通し。農業資材販売のヒノマルホールディングス(東京・中央)を10月に買収したことを反映した。
同日発表した25年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比79%増の165億円と過去最高だった。オフィスなどの売却により特別利益99億円を計上した。営業収益は7%増の2222億円だった。マンション販売戸数が増加した。
物流事業はアジアを中心に輸出入取扱高が増加し、営業利益が63%増えた。米トランプ政権の関税政策の影響が懸念されたが、林田浩一社長は同日の決算記者会見で「蓋を開けると関税の発動時期がかなり後ろに倒れた。当社が得意とする半導体関連の荷動きにはあまり影響はなかった」と述べた。
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