横浜税関が発表した横浜港の7月の輸出額は、前年同月比0.4%増の7496億円だった。増加は6カ月連続。主要品目の自動車輸出が13.2%増の1485億円と全体を押し上げたものの、米国向けは47.8%減の99億円と半減した。輸入額は6.2%減の5565億円で、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1931億円の黒字。黒字は6カ月連続だった。

自動車輸出を国別にみると、アラブ首長国連邦向けが2.8倍の92億円となるなど中東が増えた。米国向けは貨物自動車が86.2%減の14億円で、24年8月から10%を上回る減少が継続している。同税関は「米関税政策の影響と断定できないが、個々の取引で他国への輸出が拡大している可能性がある。動向を注視したい」とした。

金属鉱・くずの輸出額は31.8%増の259億円で、統計のある1979年以降で過去最高だった。電気自動車などで需要がある中国向けの「銅くず」が伸びた。

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