三菱自動車が秋に発売する「デリカミニ」と「eKスペース」

三菱自動車は22日、今秋に発売予定の軽自動車「デリカミニ」の予約注文の受け付けを始めた。路面に応じた制御ができる機能を軽として初めて搭載した。約2年ぶりと短期間でのフルモデルチェンジで好調な販売を維持する。

メーカー希望小売価格は約195万〜約295万円。日産自動車と三菱自動車の共同出資会社で企画開発した車種で、三菱自動車が生産を担う。日産が発売する「ルークス」と基本構造は同じだが、デザインや走行性能が異なる。

三菱自が主力車種の多目的スポーツ車(SUV)「アウトランダー」などで採用するドライブモードを軽として初めて搭載し、雪道など路面状況に応じて5つのモードから選択できる。デザイン面では立体感のあるロゴを施し、力強さを強調した。

デリカミニは2023年、20年に発売した「eKクロススペース」の外観を大きく変えて発売し、ヒットした。デリカミニと基本構造が同じ「eKスペース」の合算の24年度の販売台数は、デリカミニ発売前の22年度から2倍に増えた。

「eKスペース」も5年ぶりに刷新した。約175万~195万円で今秋から発売する。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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