NECは、スカパーJSAT（東京・港）向けに共通IDによる事業横断型の会員統合基盤を構築したと発表した。これにより、スカパーJSATでは新番組の放送・配信サービスなどの会員情報を一元管理する新会員制度「スカパー！メンバーズ」を8月から導入している。
今回構築した会員統合基盤では、NECのクラウド型ID統合システム「IDコネクトサービス」を用いて共通IDを実現した。これにより、これまで点在していた複数事業のサービスやデータを連携させて一元管理できるようになった。利用者は一回の会員登録で複数サービスをシームレスに利用できるようになり、利便性が向上した。多要素認証を用いることでセキュリティーも強化した。
スカパーJSATでは、これまでサービスごとに会員IDが分散していたため、サービス間をまたいだシームレスな顧客体験の提供などに課題があったという。
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