
ソニーグループ傘下のソニーは14日、プロ野球の実際の試合をデジタルアニメで再現する動画の配信を始めたと発表した。選手やボールの動きを捕捉する技術を応用した。サンリオのキャラクターによるルール解説などを織り交ぜてファン層を広げる。
25年9月の読売ジャイアンツ対広島カープの1試合を再現した。日本野球機構(NPB)に加盟する12球団が共同出資するNPBエンタープライズ、サンリオと連携した。2026年3月末までNPBや読売ジャイアンツ、サンリオの公式YouTubeチャンネルでアニメ動画を配信する。

ホームランの軌道や投球の様子をアニメで再現した。グランド内の視点での再現など、テレビ中継や球場の客席からでは見るのが難しい場所での観戦も可能となる。
「ハローキティ」などのキャラクターがアウトになる条件や投手の投げるボールの速さなど、基本的な知識について解説してくれる。人気キャラ「クロミ」が投手となり、バッターボックスに立つ「バッドばつ丸」が迎え撃つ映像など、サンリオキャラ自身がハイライトを担当するシーンもある。

ソニーはスポーツエンタメ事業に注力している。米国でもアメリカンフットボールの試合をアニメ「トイ・ストーリー」のキャラで再現したことがある。
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