
愛知県みよし市は14日、燃料電池車(FCV)の給食配送用小型トラックを導入した。市内の給食センターから小中学校へ給食を配り、配送ルートの近くにある水素ステーションで燃料を補給する。給食配送車でFCVを導入するのは県内で初めて。今年度内に豊田市や東浦町でも導入予定があり、愛知県はゴミ収集車なども含めてFCVの活用の場を広げていきたい考えだ。
FCVの給食配送用トラックはトヨタ自動車といすゞ自動車が共同開発した。給食トラックのように定期的に同じ経路を通る商用車は、定められたルートに近い水素ステーションを活用するなど、水素燃料の補給を計画的にできるため導入しやすい。
愛知県は2030年度をめどにFCV商用車を7000台導入する目標を掲げており、達成に向けて更なる導入を後押ししていく考えだ。みよし市の小山祐市長は14日に開かれた給食配送用トラックの出発式で、「水素社会実現のためには自治体も役割を担わなければいけない。子どもや市民に認知を広めたい」と話した。
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